「このままでいいのだろうか」
50歳を過ぎたころ、
ふとそんなことを思うようになりました。
家庭もあり、子どももいる。
仕事も続けている。
でも、心のどこかで“何かが足りない”という感覚が、ずっと胸に引っかかっていたのです。
そんな中、ある日出会ったのがオーディオブックでした。
それがきっかけで、私は読書習慣を身につけ、50歳を過ぎてから転職を決意するまでに至ったのです。
このブログでは、私がオーディオブックで得た学び、転職に至るまでの心の変化、そして今感じている充実感についてお話ししたいと思います。
同じように、人生の後半をどう過ごすか悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
「読書したいけど、時間がない」からのスタート
私は昔から、読書に憧れがありました。
本を読む人=賢い人。
知識がある人。
言葉の力を持っている人。
そんなイメージに強く惹かれていました。
でも実際のところ、仕事と家庭に追われる日々の中で、読書に割ける時間はほとんどなかったのです。
本を買っても読み切れない。
眠くなってしまう。
集中力が続かない。
いわゆる「積ん読」ばかりが増えていきました。
そんな時、ふと目にしたのがオーディオブックの広告でした。
耳から始まった「読書のある生活」

「目」で読むのが無理なら、耳で聴いてみよう」
半信半疑でスマホにオーディオブックアプリを入れ、気になっていた自己啓発の本を聴き始めました。
最初は朝の掃除中。
歯を磨きながら、
コーヒーを淹れながら、床を掃除しながら…。
すると驚くほどスムーズに、内容が頭に入ってきたのです。
まるで、友人がそっと語りかけてくれるような感覚。
耳で本の世界に触れるうちに、自然と考え方や価値観が刺激されていきました。
毎朝のオーディオブックが習慣に
それからというもの、私は毎朝5時に起きて、掃除や片付けをしながらオーディオブックを聴くのが日課になりました。
聴くジャンルは主に自己啓発、働き方、生き方、ミニマリズムやマインドフルネスなど。
どれも、ちょうど自分が悩んでいた「人生の方向性」にヒントを与えてくれる内容ばかりでした。
なかでも印象的だったのが、「人は何歳からでも人生を変えられる」というメッセージ。
最初はどこか他人事のように思っていたその言葉が、少しずつ自分の中に染み込んできたのです。
50歳を過ぎて、転職を決意できた理由
私は長年、同じ業界で働いてきました。
安定はしていたものの、どこかモヤモヤとした気持ちがありました。
「このまま定年まで突き進むだけで、本当に後悔しないだろうか?」
「もっと人と向き合い、誰かの役に立つような仕事がしたいのでは?」
そんな問いが、オーディオブックで出会った本たちに後押しされ、次第に明確な“決意”へと変わっていきました。
自分の価値観や理想の働き方をノートに書き出すようになり、休日には転職サイトをのぞき、キャリアコーチングも受けてみました。
そしてついに、50代にして転職を決断。
不安もありましたが、心の中には「今ならできる」という静かな確信がありました。
読書がくれた“思考の軸”と“行動力”
オーディオブックでの読書習慣は、単に知識を増やしただけではありません。
本を通して得たのは、「自分は何を大切にしたいのか」「どんな人生を生きたいのか」という、内面の軸でした。
これはとても大きな気づきです。
人は誰でも、毎日の暮らしや仕事に追われる中で、自分自身を見失いがちになります。
でも、本の世界に触れ、他人の視点にふれることで、忘れていた“自分の声”を取り戻すことができる。
オーディオブックは、そんな静かな時間を、日常の中に与えてくれる存在でした。
転職後のいま、感じている充実感
50代で転職を決意した最初は
もちろん不安やプレッシャーもありました。
しかし、毎朝のオーディオブック習慣が続いていたことで、気持ちのブレが少なく、前向きな姿勢を保てています。
そしてなにより、自分の選択に納得して生きているという実感があります。
これは若いころには感じられなかった感覚です。
「歳をとるほどに人生は自由になる」と、今では本気でそう思っています。
これからの人生を、もっと自分らしく
私は、オーディオブックが人生を変えてくれたと言っても過言ではありません。
目で読むことが苦手だった私でも、耳でなら本を楽しめる。
そして、そこから得た学びが、50代からの転職という人生の大きな決断を後押ししてくれた。
今、私の生活には「読書」が自然に根づいています。
朝の掃除タイム、通勤中、ちょっとした移動時間にも、オーディオブックを流し、心を整える。
そして日々、少しずつ成長していける感覚を味わっています。
まとめ:何歳からでも、人生は変えられる
読書は、人生を豊かにする最大の自己投資です。
そして今の時代、読むのが苦手でも、時間がなくても、本に触れる方法はあります。
オーディオブックは、そんな“きっかけ”として最高のツールです。
• 毎日5分の掃除時間からでも始められる
• 通勤や家事の合間に“ながら聴き”ができる
• 耳から入る言葉は、思考を深め、行動に繋がる
私が50歳を過ぎてから、読書を通じて転職を決意し、人生がより自分らしく充実してきたように、
あなたにもきっと「今からでも変われる」瞬間が訪れるはずです。
まずは耳で、一冊の本に出会ってみてください。
そこから、人生が少しずつ動き出すかもしれません。
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