「筋トレは人生を変える!」と豪語する著者、テストステロンさんの本を手に取った瞬間から、私はページをめくる手が止まらなくなりました。
この本はただのポジティブな自己啓発書ではありません。
筋トレ愛に満ちたテストステロンさん独自のユーモアと熱量が、まるでジムでのトレーニングのように読者の心に直接響いてくる一冊でした。
筋トレとハッピーの相乗効果
本書の最大の特徴は、「筋トレ=ハッピーな生き方」の方程式が繰り返し語られる点です。
「筋トレをすれば悩みは8割解決する」という言葉が何度も登場するのですが、最初は「いやいや、さすがにそれは盛りすぎでしょ」と思いました。
けれども、読んでいるうちに「確かに筋トレをしてるときって嫌なこと考えないよな」と妙に納得してしまう自分がいました。
たとえば、「嫌なことがあったらベンチプレスをしろ。
悩みをバーベルに全部ぶつけろ!」という一節。これがまた最高に痛快です。
私自身、ストレスが溜まるとなんとなくぼんやりしてしまうタイプですが、この言葉を読んで「そうか、次からはダンベル持てばいいんだ」と前向きに考えられるようになりました。
悩みがあるなら動け。これがテストステロン流の哲学です。
シンプルで力強い言葉が心に刺さる
この本の魅力は、言葉がシンプルでありながら力強いところ。
たとえばこんなフレーズがあります。
• 「自分を好きになりたければ筋トレしろ。」
• 「失恋したらスクワットだ。太ももを鍛えれば自信が湧く。」
• 「小さな進歩も筋トレと同じで積み重ねれば大きな力になる。」
これらの言葉には、深い理屈はありません。
ただ「やればできる」「動けば変わる」という直球のメッセージが詰まっています。
読んでいると、「そうだよな、細かいこと考える前にまずやってみよう」と背中を押される感覚になるのです。
そしてその言葉が「筋トレ」という行動と結びついていることで、具体的で行動しやすいものになっています。
楽に読めるけど刺さる内容
テストステロンさんの文章は、とにかく軽快で読みやすいです。
「真面目に生きるな、楽しく生きろ!」といったエネルギッシュな表現や、「人の評価なんて気にするな。
筋肉だけが裏切らない!」という名言(迷言?)が満載。しかも、これらが全部冗談のようでいて、実は真理を突いています。
本書を読んでいると、なんだか著者が隣で「いいからやってみろ!」と励ましてくれているような感覚になります。
難しい理屈や専門用語は一切なく、軽い気持ちで読んでいるうちに自然と「よし、今日も元気に過ごしてみよう」と前向きになれるのです。
筋トレ以外にも響くメッセージ
もちろん、本書が伝えるのは筋トレの素晴らしさだけではありません。
人生で大切なことを、筋トレになぞらえて分かりやすく教えてくれます。
たとえば、「成長はゆっくりだけど確実に起こる」というメッセージは、筋トレの効果がすぐに出ないことと同じだと言います。
「焦るな、続ければ必ず変わる」という言葉は、仕事や人間関係にもそのまま応用できる教えです。
また、「自分を大切にすること」や「他人の意見に振り回されないこと」も繰り返し強調されています。
これらのメッセージが筋トレという具体的な行動と結びついて語られることで、抽象的な概念ではなく、「自分もやってみよう」と思える現実味を帯びています。
読み終えて感じたこと
「365日、絶好調で超ハッピーになれる言葉」は、筋トレ好きのための本というよりも、誰にでも響くポジティブなエネルギーに満ちた一冊です。
もちろん、筋トレに興味がある人にはさらに刺さる内容ですが、そうでなくても楽しめます。
著者の熱いメッセージと軽妙なユーモアが、疲れた心を元気にしてくれるのです。
この本を読み終えた後、私は早速腕立て伏せを始めました。
大切なのは、「何かをやってみる」こと。本書はその第一歩を踏み出すきっかけをくれる、最高の指南書だと感じました。
もしも少し元気が足りないなと思ったら、この本を開いてみてください。
そして、ページの言葉を胸に、動き出してみましょう。あなたの人生にも、絶好調で超ハッピーな日々が始まるはずです!
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